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陶製品が作れるパウダー3Dプリンター「PBシリーズ」を発売——ローランドDG

パウダー3Dプリンター「PB-600」(左)と「PB-400」(右)

ローランド ディー.ジー.が人工セラミックを使って陶製品を造形できるパウダー3Dプリンター「PB-600」「PB-400」を発売した。

「PB」シリーズは、専用の人工セラミックパウダーをプリントヘッドから噴射する結合剤によって一層ごとに固め、積層しながら造形するバインダージェット方式の3Dプリンターだ。

専用パウダーには人工セラミックスの「BRIGHTORB」を採用。焼成後の造形物の縮小率は1%以下に収まるという。微細なパウダーを最適な厚みで積層していくことで、複雑な構造の造形物を高精度で滑らかに仕上げられる。これまで熟練の職人しか製作できなかった陶製品や、手作業では製作が難しい構造のオブジェなどの製作が可能になるとのことだ。

PB-600は、造形サイズが最大595×600×250mmで造形速度が35秒/層。PB-400は、造形サイズが最大390×290×200mmで造形速度が45秒/層。両機種の共通仕様は、積層ピッチが0.1mmで、XY解像度が600×600dpiであること。

日本、台湾、ASEAN地域で先行発売を開始しており、その後販売エリアを順次拡大していく。価格はオープン価格。インテリアや、建築、アート、美術、工芸などの分野や、歴史や文化などの教育/研究機関などをターゲットとしている。

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