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1立方メートル級の造形が可能——大容量3Dプリンター「BigRep ONE」の最新版が登場

BigRepは、超大型3Dプリンターの最新バージョン「BigRep ONE.5」を発表した。

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BigRep ONE.5は、1立方メートル級の造形が可能なFFF方式3DプリンターBigRep ONEのアップグレードモデルで、プロトタイピングから生産、教育向けまで幅広い用途に活用できる。新型デュアルエクストルーダー「PEX2」の搭載により材料互換性を向上しており、交換可能ノズル(0.6、1.0、2.0mm)を使って繊細な造形から高流量の高速造形まで対応する。

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PEX2は前モデルより600g軽量化し、流量を40%増やすことで造形速度を高めており、2種類の材料を使って複雑な形状や機械特性を備えた造形ができる。また、1種類の材料でシンプルに大型モデルを造形できるシングルモードや、同じモデルを同時に造形できるツインモードに対応する。フィラメントは、HI-TEMP、HI-TEMP CF、PETG、PLA、PLX、PRO HT、TPU 98A、水溶性BVOHなどに対応する。

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アドオンで、自動ドアセンサー付き透明プリンターハウジングによる安全性と一定した造形環境を提供するエンクロージャー、離れた場所から造形過程をモニタリングできるウェブカメラ、フィラメントを湿気や埃から守るキープドライボックスを提供する。さらに、本体のオレンジ色のコーナーを、別の色へのカスタマイズにも対応する。

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最大造形サイズは1005×1005×1005mm、積層ピッチは0.3、0.6、1.0mm、ノズルの最高温度は250℃、プリントベッドの最高温度は80℃。本体には、直感的な操作ができるタッチパネルを搭載する。半自動レベリング機能を搭載するプリントベッドは、新たに多様な材料に対する接着力を高めたマグネット式SWITCHPLATEオプションを提供する。

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