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LoRaベースの長距離分散型IoTネットワークを構築できるUSBドングルとRaspberry Pi用HATが登場

LoRaベースの長距離分散型IoTネットワークを構築できる「Long Range MESH USBドングル」(以下、LoRa MESH USBドングル)とRaspberry Pi用HAT「Long Range MESH HAT」(以下、LoRa MESH HAT)がKickstarterで出資を募っている。

最新のLoRa MESHモジュールを基盤としており、410~509MHzおよび850~929MHzの周波数範囲で動作する。デフォルトでは433MHzおよび868MHzに設定されている。

LoRa MESH HAT for Raspberry Pi and LoRa MESH USB dongle

ネットワーク構造は分散化されており、ネットワーク内のデータ転送やルーティングの更新を処理するルーティングノードと、通常、ネットワーク終端に配置されるターミナルノードの2種類のみで構成する。接続障害が発生した場合のネットワーク自己修復、自動ルーティング、パス最適化などを特徴としている。

Raspberry Piユーザー向けに設計されたLoRa MESH HATは、40ピンGPIOヘッダーを備えるすべてのRaspberry Piモデルに取り付けられる。また、LoRa MESH USBドングルはUSBポート搭載機器に直接差し込みでき、LoRa MESH HATと同等の機能を利用できる。

Long Range MESH USB dongle Long Range MESH USBドングル
LoRa MESH HAT for Raspberry Pi Long Range MESH HAT

通信方式はユニキャスト、マルチキャスト、ブロードキャスト、エニーキャストをサポートしており、多様な用途に合わせたデータ伝送が可能だ。

LoRa MESHの特別早期割引価格は、LoRa MESH USBドングルが3862円、LoRa MESH HATが5407円だ。出荷は2025年2月を予定している。

LoRa MESHは2024年12月18日までクラウドファンディング中だ。目標額30万円に対し、2024年12月5日時点で目標額の4倍を上回る約125万7000円を集めている。

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