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ラズパイにシリアル通信を追加——最大4枚スタックできるRaspberry Pi用シリアル通信拡張ボード

Raspberry Pi用シリアル通信拡張ボードがKickstarterに登場し、人気を集めている。

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シリアル通信拡張ボードは、Raspberry PiのGPIOに設定されているUSARTポート×4を使って、さまざまなシリアル通信を実装する拡張基板だ。プラガブル端子台のシリアルポートを2系統増設する「2-Serial Ports HAT」、4系統増設する「4-Serial Ports HAT」、8系統増設する「8-Serial Ports HAT」の3タイプのHATを提供する。

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2-Serial Ports HATの基板サイズは93×13mmとスリムで、Raspberry Piの40ピンGPIOコネクターに接続し、RS232とRS485ポートの増設ができる。各ポートのアクティビティを表示するステータスLEDを備える。

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4-Serial Ports HATは、RS232×2とRS485×2もしくはRS232×3とRS485×1の増設ができ、設定の切り替え用DIPスイッチとRaspberry Piのリセット用ボタン、ステータスLEDを備える。2/4-Serial Ports HATのどちらも搭載できるのはRaspberry Pi 1台につき1枚のみで、他のHATとのスタックは可能だ。

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8-Serial Ports HATは、32ビットArm Cortexプロセッサー×2を搭載、Raspberry PiとI2Cポートで通信する。8系統のシリアルポートを備え、RS232×3、RS485、M-BUS、CAN、1-Wire、RS422ポートの増設ができる。UART通信(RS232/RS422/RS485)はSC16IS752のインターフェースをエミュレートしており、Raspberry PiのLinuxカーネルがサポートするドライバを使い、/dev/ttySC0から/dev/ttySC5のネイティブシリアルポートとしてアクセスできる。ハードウェアアドレスの選択用DIPスイッチとステータスLED、Raspberry Piのリセット用ボタン、ハードウェアウォッチドッグを備える。Raspberry Pi 1台につき2枚スタックでき、最大16ポートの増設が可能だ。

今なら2-Serial Ports HATを20%オフの20ドル(約2800円)、4-Serial Ports HATを同40ドル(約5700円)、8-Serial Ports HATを16%オフの80ドル(約1万1300円)で入手できる。2024年11月の出荷を予定しており、日本への送料はいずれも5ドル(約710円)だ。2024年9月25日までクラウドファンディングを実施中で、9月18日時点で1000ドル(約14万円)の目標額を上回る約3800ドル(約54万円)を集めている。

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