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武藤工業がDLP方式光造形3Dプリンター用新マテリアル2種を発売

左から、武藤工業従来品マテリアル、MR-ERB(エポキシ強度特性マテリアル)、MR-AWG(後処理水洗いマテリアル)。背景画像のシート1マスは5mm。

武藤工業は2023年9月1日、DLP方式光造形3Dプリンター用のマテリアル2種を発売した。

追加されたマテリアルは、エポキシ特性を有するアクリル樹脂の「MR-ERB」と、後処理工程で水洗いが可能な「MR-AWG」の2種類だ。

従来品と比較して細部の再現性が高く、より細やかな表現が可能となったほか、低臭で安全性の高い原料を使用している。

(左)「MR-ERB」、(右)「MR-AWG」

MR-ERBはエポキシの強度特性に近い曲げ強度、曲げ弾性率を再現しているのが特徴だ。曲げ強度は80MPa、曲げ弾性率は2300MPaで、工業系における試作設計段階の模型作成や、生産設備のほかロボットなどで使用する機械部品や治工具への利用にも適している。

MR-AWGは造形後の洗浄作業で水洗いが可能なマテリアルで、後処理における作業性が向上している。アルコールなどの溶剤を使用しないため、工業高校など教育現場での使用や、試作模型などの造形に利用可能だ。

価格は2製品とも1kgで2万4200円だ(税込)。

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