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Arduino Nano Matterボード用の電子ペーパーディスプレイ開発キットが登場

台湾のPervasive Displays、Arduino、Silicon Labsは、Arduino Nano Matterボードに対応した電子ペーパーディスプレイ開発キット「E-Paper Development Kit for Matter(EPDK-Matter)」を共同で発表した。

EPDK-Matterは、電子ペーパーディスプレイを使えるようにしてスマートホームデバイスを強化することを目的に設計されている。電子ペーパーディスプレイでさまざまな情報を表示し、ユーザー体験を向上させる。

E-Paper Development Kit for Matter (EPDK-Matter)

EPDK-Matterには、「EPD Extension Kit Generation 4(EXT4 Kit)」、2.9インチ電子ペーパー、アダプターボードの3点が含まれる。Silicon Labs製「MGM240S」モジュールを搭載するArduino Nano MatterボードにEPDK-Matterを組み合わせると、スマートホームの国際標準規格「Matter」に対応した電子ペーパーディスプレイを使用できるようになる。

2.9インチ電子ペーパーの解像度は384×168ピクセル、画素密度は144dpiで、高速更新機能も組み込まれている。また、EXT4 KitにはEXT4拡張ボード、20ピンケーブル、保護レンズ、ピンヘッダーなどが含まれており、3軸加速度センサー、温度/相対湿度センサー、RGB LED、パッシブNFCアンテナなどの周辺機器をサポートする。

アダプターボードは、Arduino Nano MatterボードとEXT4拡張ボードを高速かつ安全に接続し、Arduino Nanoファミリーの他のボードとも互換性がある。20ピンケーブルを追加して使用すると、EXT4拡張ボードを他のボードとも接続できる。

E-Paper Development Kit for Matter (EPDK-Matter)

MGM240Sモジュールを搭載するArduino Nano Matterボードは、物理層「IEEE802.15.4」を使用するThreadメッシュネットワークプロトコルと、Bluetooth Low Energy(BLE)に対応している。Pervasive Displaysがオープンソースで公開しているライブラリーにはMatter対応デバイス用のサンプルが含まれており、Arduino SDKを使用した開発をサポートする。

EPDK-Matterは、記事執筆時点でDigiKeyおよびマウザー・エレクトロニクスで購入可能だ。

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