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多言語対応アバターで観光客をおもてなし——生成AI搭載免税自販機を設置

大型モニターを搭載した次世代自動販売機の企画、製造、販売を手掛けるPRENOは、海外からの観光客向けに、生成AIを活用した多言語対応アバターを搭載した自動販売機を設置すると発表した。

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同自販機には生成AIを活用した多言語対応アバターが搭載されており、観光客と対話をしながら商品案内や購入サポートを提供する。また、顔認証による本人確認やパスポートによる免税資格確認といった免税業務が自販機で完了する点も特徴で、インバウンド対応による店舗の人手不足解消にも貢献する。

京都市観光協会(DMO KYOTO)と提携し、京都の観光地の中でも知名度の高い二条城内売店に設置することで、地場産業を支援する。具体的には前面の大型モニターには縦型広告が表示でき、土地やアイテムに合わせた地域経済の活性化を目指す。デザインには西陣織の引き箔を採用しており、自販機内では京都の伝統産業製品など、地場産業を応援する商品を販売する。

生成AI部分はサイバーエージェントの研究開発組織「AI Lab」、大阪大学大学院基礎工学研究科の先端知識システム共同研究講座と共同で開発。研究開発事業の一環として、自律型接客アバターの実証実験を実施する。

設置場所は、京都市の元離宮二条城内、京都市観光協会二条城売店で、設置期間は2025年1月下旬からとのことだ。

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