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BambuLab、自動素材供給システム「AMS」対応のTPUフィラメント「TPU for AMS」を発表

BambuLabは、自動素材供給システム「AMS」対応のTPUフィラメント「TPU for AMS」を発表した。

AMSは4つのフィラメントスロットを備え、フィラメントを自動で切り替える供給システムだ。AMSユーザーは、フィラメント詰まりを起こしやすい柔軟性のあるTPUフィラメントを手動で直接3Dプリンターに送り込む必要があったが、新たに開発されたTPU for AMSは、AMS内部でフィラメント詰まりを発生させないように設計されている。

TPU for AMSのショア硬度は68Dで、最大体積速度は18立方ミリメートル/秒、最大造形速度は238mm/秒だ。造形物の柔軟性は、壁ループとスパースインフィル密度の設定に影響されるとしている。どちらかの設定値を一定にした場合、もう一方の数値を高い値に設定すると弾力性は低くなり、反対に低くすると弾力性が高くなる。

TPU for AMS
TPU for AMS

吸湿率が高いTPU for AMSの使用時の注意点として、造形前に必ず完全に乾燥させることが挙げられている。PLAフィラメントと組み合わせて造形する場合はインターロック構造でのみ使用すべきで、他の構造での造形は推奨されていない。また、PLA以外の素材のフィラメントと組み合わせて造形することはできないとしている。

記事執筆時点で、アメリカ国内向け公式ストアでの価格は35.09ドル(約5300円)だが、日本語版公式ストアではまだ購入できないようだ。

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