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高精細ディスプレイ搭載——プログラムできるスマートウォッチ「Spectra」

プログラミングでカスタマイズ可能な高性能スマートウォッチ「Spectra」がKickstarterに登場し、目標額の調達に成功している。以前にArduino互換ボード「Pocuter」のキャンペーンを成功させた、ドイツのPocuterによる新プロジェクトだ。

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Spectraは、自由にハックできるデザインを採用したスマートウォッチ。高精細な表示、省電力、大容量ストレージ、操作のしやすさ、高いデザイン性など、優れた性能を備える。

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本体には、1.8インチのOLEDディスプレイ、マイク、スピーカー、回転式クラウンを搭載し、解像度368×448ピクセル、最大24ビットカラーの表示ができる。内蔵ボードには、無線通信モジュール「ESP32-S3」、最大512GBのMicroSDカード用スロット、ジャイロスコープ、I2Sオーディオドライバー、Bluetooth 5.2 SoC「nRF52832」、32MBフラッシュメモリー、モータードライバー、NFCアンテナピンなどを搭載する。

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搭載OSの「SpectraOS」はオープンソースのマイクロコントローラー用開発環境「Moddable SDK」を使い、すべてをJavaScriptでプログラミングしているため、インタラクティブデバッガーやライブコーディングシミュレーション環境などの開発ツールスイートが利用できる。アプリケーションSDKは、周辺ハードウェア向けのフル機能ハイレベルAPIに加え、パワフルなタッチ操作ができるオブジェクト指向のユーザーインターフェースAPIを提供する。

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本体はねじ7個を使い組み立てられており、ドライバー1本で分解し、すべての構成部品にアクセスできる。CNCミーリング加工で仕上げたアルミニウム製ケースは、高い耐久性とデザイン性を両立し、オプションでステンレス製ケースモデルも用意している。本体サイズは42.6×35×10.95mmで、5色のカラーを展開する。

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Spectraは、今なら数量限定早割価格239ユーロ(約3万9400円)で入手できる。出荷は2025年7月の予定で、日本への送料は25ユーロ(約4100円)だ。2024年11月24日までクラウドファンディングを実施しており、11月15日時点で3万ユーロ(約494万円)の目標額を大きく上回る約6万4000ユーロ(約1056万円)を集めている。

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