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年間100トンの二酸化炭素を削減——水素エンジン搭載大型ホイールローダー「L566H」

スイスのLiebherrは2024年10月10日、水素エンジン搭載の大型ホイールローダー「L566H」のプロトタイプを、オーストリアのSTRABAGに提供してテストを開始すると発表した。

L566Hは、水素燃料を使用することで年間最大100トンの二酸化炭素(CO2)を削減できる。これは約3万7500リットルのディーゼル燃料に相当する。建設分野の大型車両は、エネルギー需要が高いため電動化が難しいモビリティだが、水素技術によりCO2の削減が可能になる。

テストはオーストリアのグラートコルンにある採石場で、今後2年にわたり実施される予定だ。現在、採石場ではL566Hに直接燃料を補給するための水素充填ステーションを建設している。オーストリアのEnergie Steiermarkが、このプロジェクトに向けてグリーンな水素を供給する。

オーストリアのLeonore Gewessler連邦大臣(気候変動対策、環境、エネルギー、モビリティ、イノベーション、テクノロジー担当)は、温室効果ガスやその他の有害ガスの削減に対するLiebherrの模範的な取り組みと、水素技術のテストにおけるSTRABAGとの協力を賞賛している。

fabcross for エンジニアより転載)

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