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ラズパイマイコンで温度制御を学ぼう——半導体冷却デバイスDIYキット

ペルチェ素子を使った熱電冷却(ThermoElectric Cooler:TEC)デバイスのDIYキットがKickstarterに登場し、目標額の調達に成功している。これまで多数の電子工作向け教材を発表してきた、カナダのEVO-IN-MOTIONによるプロジェクトだ。

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EVO-IN-MOTIONは、半導体、電源、センサー、マイコンなど、これまで扱ってきた学習テーマを実践するプロジェクトとして、TECデバイスのDIYキットを開発。ハードウェアと回路設計、AIアシストによるプログラミングを統合した体験を提供することで、より理解を深めることができる。

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キットの内容は、組み立て済みTECモジュール、820穴フルサイズブレッドボード、DC電源延長ケーブル、10K NTCサーミスター、RP2040ベースのマイコン、つまみ付き10K ポテンショメーター、MOSFET制御の電流スイッチ(LDO内蔵)、SPDTトグルスイッチ、インクリメンタルロータリーエンコーダー内蔵1.3インチOLED、温湿度センサー「DHT20」、ジャンパー線などだ。

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キットの主要となるTECモジュールは組み立て済みだが、テキストに詳細な内部構造の分解図を掲載するとともに、半導体のペルチェ素子に電流を流すと吸熱と放熱をする仕組みを解説する。他にも、熱力学や熱電冷却の基礎知識や、電子/マイコンの回路図、組み込みコーディングを支援するAIツールなどについても解説するため、幅広い知識を習得できる。

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DIYキットの予定小売価格は149カナダドル(約1万6500円)のところ、今なら129カナダドル(約1万4200円)で提供する。出荷は2024年11月の予定で、日本への送料は17カナダドル(約1900円)だ。2024年10月29日までクラウドファンディングを実施しており、10月26日時点で2500カナダドル(約27万6000円)の目標額を上回る約1万1000カナダドル(約124万円)を集めている。

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