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Arduinoベースで動作するスナック菓子の自動販売機を自作

Arduinoベースで動作する自作のスパイラル式自動販売機「Venderoo」をArduino公式ブログが紹介した。

Venderooに人が近づくと、スナック菓子を選ぶように指示するメッセージが表示され、買いたいスナック菓子の番号を入力して表示価格分の紙幣を投入すると、DCモーターに接続された押しばね(圧縮ばね)が回転。ばねの隙間に設置されたスナック菓子が前方に押し出されて落下し、筐体下部の取り出し口からスナック菓子を取り出せるという仕組みだ。

盗難防止機能も用意されており、取り出し口は下部を押すと開くタイプで、開けても筐体内部まで手を入れることはできないが、取り出し口に出てきたものは取れる構造を採用している。

筐体のフロントドア部分の加工にはCNCマシンを使用。合板パネルを切り出して、中央部分にはスナック菓子が出てくる様子を外から見えるように透明アクリル板を埋め込んでいる。全部で4つのドアを用意しており、紙幣の回収やスナック菓子の補充、メンテナンスができるようにしているとのことだ。YouTubeで公開された動画には、筐体の制作過程が収録されている。

Venderoo

Venderooの制御基板には「Arduino Mega 2560」を採用。スナック菓子の番号を入力するキーパッドからの入力処理や、利用者への指示やフィードバックのLCDディスプレイ表示、紙幣の受け入れ、モーターの回転など一連の処理を制御している。機器の制御に使用したコードはGitHubで公開されている。

それぞれのばねにDCモーターを接続しており、MOSFETトランジスターを経由してArduino Mega 2560に接続している。また、紙幣投入口の部品はネットオークションサイトeBayで入手している。

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