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ラズパイとChatGPTで、AIホームアシスタントデバイスを自作

Raspberry Pi公式ブログは、ラズパイとChatGPTを使い、安価に自作できるAIホームアシスタントを紹介した。イギリスのクリエイターAdam Sheppard氏によるプロジェクトだ。

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Sheppard氏が開発したAIデバイスは、生成AI「ChatGPT」をはじめ、「Claude 3 Opus」を含むLLM(大規模言語モデル)を活用して動作する。質問に回答するだけでなく、音楽の再生やスマート家電を操作することもできる。

必要なハードウェアは、「Raspberry Pi 4B」、ミニスピーカー、USBマイク、充電式バッテリー、OLEDディスプレイで、すべて揃えると150ドル(約2万3600円)程度になる。GitHubにホスティングされていたJudah Paul氏(judahpaul16)のプロジェクト「GPT Home」を参考にしており、OpenAI APIを利用するためのコーディングなどを転用している。

デバイスに話しかけた言葉はテキストに変換され、ChatGPTに質問として送信される。AIプラットフォームが回答をRaspberry Piに送り、ミニスピーカーを通じ音声で出力すると同時に、OLEDディスプレイにもテキスト表示ができる。

質問への回答以外にも、スマート電球を操作したり、Spotifyから音楽を再生したりするためのプログラミングが可能。また、ウェイクワードを作者の好みと思われる「Computer」から、音声をより人に近い声に変えるなど、OpenAIの音声認識モデル「Whisper」を活用したアップグレードにも対応する。

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