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アイロボット、STEM教育向けプログラミングロボット「Root」発売

アイロボットジャパンがプログラミングロボット「Root」を発売し、教育市場に参入することを発表した。

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同社は2009年から社内にSTEMプログラムを導入。日本では2017年からロボット掃除機「ルンバ」を使ったプログラミング教室を開催するなどSTEM教育およびプログラミング教育に力を入れてきた。

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今回発売するRootはルンバをモチーフとしており、本体に光センサーやタッチセンサー、LEDセンサー、段差センサーなどを搭載。バンパーも備えており、ルンバのような障害物に当たりながら進むような動きを再現できる。また、水平機動用のマグネットやマーカー挿入口を備えており、ホワイトボード上を動きなら絵を描かせるようなプログラミングも可能だ。その他にも全音8音階を使った音楽を奏でさせたり、7色のLED発光をコントールしたりすることができる。

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プログラムは専用アプリ「iRobot Coding」を使用。同アプリはユーザーに合わせて、LEVEL1からLEVEL3までの難易度を選択できるのが特徴だ。LEVEL1では動きをイラストで表現したブロックを並べていくことでプログラミングでき、LEVEL2ではグラフィックブロックとテキストで書かれたコーディングスクリプトを組み合わせることでコーディングの流れを習得できる。LEVEL3はフルテキストによる本格的なコーディングだ。iRobot Codingは、Webブラウザー(Chrome、Edge)およびiOS、Android環境で利用可能だ。

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Rootは小学校から中学校までのプログラミング授業で利用できるようデザインされている。発売は2021年2月19日。同社公式オンラインストアおよびiRobot Education認定販売代理店にて販売する。

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価格は2万9800円(税込、公式オンラインストア価格)で、本体の他にUSB充電ケーブル、折り畳みホワイトボード、デコレーションシール、ホワイトボードマーカー2本、および拭き取りクロスが付属する。本体サイズは13.4×14.9×4.5cmで重量は約0.49kg。最大稼働時間が5時間でバッテリー充電時間3時間だ。

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今回同時に「みんなでRoot!プロジェクト」と題し、Rootを全国小学校に無料提供(1校6台、合計1000台)するプロジェクトを実施する。応募は先着順で専用サイトから申し込む。

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