今回発表したディスプレイは、最大18インチまで拡張可能な12インチスクリーンに、RGBのフルカラーで100ppiの高解像度を提供する。同社が2022年に発表した最初の伸縮性ディスプレイと比べ、伸長率を2倍以上に向上した。また、最大40μmのマイクロLED光源を採用して耐久性を強化し、1万回以上の繰り返し伸縮を可能にした。コンタクトレンズにも使用される特殊なシリコン素材基板の特性向上や配線設計構造などの技術を導入している。

衣服や皮膚などの不規則な曲面にも貼り付けることができ、ファッション、ウェアラブル、モビリティなど、さまざまな業界での応用が期待できる。発表会では凸型に伸びて手で操作できる自動車用パネルや、消防士の制服に装着してリアルタイム情報を提供するウェアラブルディスプレイなどが展示された。

（fabcross for エンジニアより転載）