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ライフサイクル全体で二酸化炭素排出量を90%削減するEV「Emblème」を公開 仏Renault

フランスのRenaultは2024年10月30日、ライフサイクル全体で二酸化炭素を90%削減するコンセプトEV「Emblème」を公開した。Emblèmeは、同社グループ傘下のAmpereが開発したデモカーで、後部に電気と水素で駆動するデュアルエネルギー電動パワートレインを搭載し、短距離と長距離の両方で低炭素運転を可能にする。

脱炭素化はライフサイクル全体で取り組む必要があるため、Emblèmeは資源や材料、生産、使用、耐用年数後の回収において、インテリジェントで信頼性が高く、実行可能な組み合わせが模索された。部品はカーボンフットプリントが70%削減され、50%はリサイクル材料となっている。使用材料のほぼすべては、耐用年数経過後にリサイクルできる。平均的な内燃機関車(ICE車)のカーボンフットプリントは50トンとされるが、Emblèmeはわずか5トンとなっており、ライフサイクル全体で二酸化炭素排出量を90%削減する。

同グループは、2040年までにヨーロッパで、2050年までに世界中でカーボンニュートラルの達成を目指している。Ampereは、この同じ目標を2035年に達成することを目標に掲げ、同グループの脱炭素化における取り組みの先頭に立つ。

fabcross for エンジニアより転載)

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