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Bambu Labの3Dプリンター向けホットエンド「DiamondBack Complete HotEnd」を発表

英E3Dは、Bambu Lab製のFFF方式3Dプリンター「X1/P1」シリーズ向けホットエンド「DiamondBack Complete HotEnd」を発表した。

同社は、大流量のフィラメントの押し出しが可能なホットエンド「ObXidian Complete HotEnd」に続き、Bambu Lab製3Dプリンター向けに新たなホットエンドを開発した。DiamondBack Complete HotEndにはPCD(多結晶焼結ダイヤモンド)ノズルを装着しており、摩耗性の高いフィラメントにも対応できる3Dプリンターにアップグレードする。

近年ではフィラメントの多様化が進み、ファイバーやメタル、セラミックを含む摩耗性の高い材料が新たな可能性を広げているが、ノズルの寿命や造形品質などに対するネガティブな影響が課題となっている。そのためE3Dは、硬化鋼ノズルより耐摩耗性に優れた米DiamondBack Nozzles製PCDノズルを採用した、DiamondBack Complete HotEndを開発した。

ノズルの長寿命化だけでなく、PCDノズルは熱伝導性にも優れており、層間接着を改善することで造形強度を向上する。また、低い摩擦係数とよく磨かれた先端により、アイロンがけしたようにスムーズなトップレイヤーを得られるとしている。ホットエンドの交換は5分程度のシンプルな手順で完了し、3Dプリンターの構成や設定の変更は不要。Bambu Labからライセンス認定されたホットエンドとして、導入後でも3Dプリンター本体の保証は継続される。予定小売価格は160ドル(約2万4000円)だ。

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