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WHILLと日本通運、「倉庫作業専用モビリティ機」を共同開発

WHILLと日本通運が共同で開発を進めていた「倉庫作業専用モビリティ」の試作機が完成した。

日本通運は、「誰にもやさしい倉庫 (NX Universal Harmonious Work Warehouse)」 プロジェクトを開始し、倉庫内の移動負担軽減と歩行困難な人を含め誰もが倉庫作業に従事できるように、WHILLの近距離モビリティ「WHILL Model C2」を試験導入したが、操作負担や作業効率向上において課題を抱えていたため、両社共同で倉庫作業専用モビリティの開発を開始した。

倉庫作業専用モビリティは、日本通運の作業品質とWHILLの先進技術に基づいて設計され、安全安心を追求している。作業しやすい位置に自由にカゴを移動して固定できたり、高い棚にアクセスできるよう座面の昇降が可能になったりするほか、狭い通路でも回転できるよう回転半径を450mmに抑えている。WHILLのノウハウにより導入する環境に応じた柔軟なカスタマイズができるため、工場/商業施設/レジャー施設など物流現場以外の用途で水平展開が可能だ。

今後、倉庫作業専用モビリティの試作機は日本通運の倉庫で実際に使用し、得られた知見を生かしながらWHILLと共に製品化を進め、量産化を目指すとする。

2024年9月10日から開催している「国際物流総合展2024」の日本通運ブースと、9月18日から開催される「Japan Robot Week 2024」のWHILLブースで展示予定だ。

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