Raspberry Pi 500は、Raspberry Pi 5をベースとし、2.4GHzのArm Cortex-A76、VideoCore VII GPU、8GBのSDRAM、SDR104とコマンドキューイングが利用可能なmicroSDカードスロット、USB3.0ポート、USB2.0ポート、デュアルmicro-HDMIポート、40ピンGPIOピンヘッダー、ケンジントンセキュリティスロット、電源ボタンなどを搭載。Wi-Fi、Bluetooth5.0／Bluetooth Low Energyやギガビットイーサネットに対応し、サイズは122×286×22mm、重量379gだ。Raspberry Pi OS書き込み済みの32GB micro SDカードが付属する。また、Pi 500の発売にあわせて従来モデルのPi 400の価格引き下げも発表している。

Raspberry Pi Monitorは、15.6インチIPS LCDパネルを搭載し、5V給電で動作するモニターだ。電源入力はUSB Type-Cで標準消費電力は1A@DC5V。輝度を60％にボリュームを50％に抑えれば、他の電源を用意しなくてもRaspberry PiのUSBポートから供給できるとしている。解像度1920×1080、色深度16.2M、輝度250cd／m2、サンプリングレートは44.1kHz／48kHz／96kHzだ。スタンダードHDMIポートと1.2Wスピーカー×2を搭載し、サイズは360×237×20mm、重量850gだ。

国内販売については各代理店とも準備中という状況で、Pi 500については工事設計認証などの取得が完了次第、スイッチサイエンスやKSYなどが発売するとしている。スイッチサイエンスが発表している販売価格は、Raspberry Pi 500日本語キーボード「RPI-SC1282」とRaspberry Pi 500 USキーボード「RPI-SC1231」が2万130円、Raspberry Pi モニター 15.6インチ「RPI-SC0940」が2万1670円となっている（価格はいずれも税込）。